株式会社アクア

IPH工法IPH-METHOD

コンクリート構造物の強度回復を実現するIPH工法

IPH工法は橋脚、橋桁、トンネル、ボックスカルバートなどコンクリート構造物の補修と共に強度回復を実現する工法です。
コンクリート構造物の劣化部分に注入と同時に空気を抜いて隙間を埋めるため、施工後の塩害、中性化、ASRなどの様々な劣化要因からコンクリート構造物を守ります。
IPH工法の多数の実績と40年以上の止水工事の経験がある株式会社アクアへご相談ください。

コンクリート構造物の強度回復を実現するIPH工法

IPH工法とは

IPH(Inside Pressure Hardening=内圧充填接合補強)工法は低粘度の樹脂とコンクリート内部の空気と入れ替えに注入できる工法です。従来の樹脂注入工法では、コンクリートの表層部の修復に留まり、コンクリート内部まで到達できなかったのが、IPH工法ではコンクリート内部の空気を抜きながら樹脂を末端の微細クラックまで充填することができるため、コンクリート構造物の劣化を補修するだけでなく、機能回復も実現できます。
鉄筋コンクリートの付着強度を高めるだけではなく、髙い防錆効果も得られ、耐久性の向上につながる工法で、土木学会では技術評価を得ており、工法特許も取得しています。

IPH工法の特徴

コンクリート内の空気を排出し樹脂を微細クラックの奥まで届ける

コンクリート内の空気を排出し樹脂を微細クラックの奥まで届ける

IPH工法は注入器のねじにあるタテ溝(スリット)から構造体内部の空気を抜き取り、注入樹脂と安定的に置き換えすることで、2メートル奥のひび割れまで充填されます。
また、低粘度高流動性のエポキシ樹脂を用い、注入圧力を0.06±0.01~0.02N/m㎡の超低圧に抑えることで、注入樹脂を高密度・高深度に微細なひび割れまで充填が可能となりました。
高密度に微細なひび割れまで充填されることで、圧縮強度及び、コンクリートと鉄筋の付着強度が回復し耐久性の向上も期待できます。

隙間を埋めて強度回復と劣化予防

隙間を埋めて強度回復と劣化予防

鉄筋周囲に樹脂が充填されることで鉄筋の防錆および中性化抑制効果が期待できます。
また空気・ガス・水分等のコンクリート内部への侵入を防ぎ、劣化進行や塩害、ASR(アルカリシリカ反応)の抑制効果も期待できます。強度回復と劣化予防により、コンクリート構造物の長寿命化につながります。

耐久性向上で経済的、環境にもやさしい

耐久性向上で経済的、環境にもやさしい

IPH工法を施工することで、耐久性向上が見込まれ、補修周期を延ばすことが可能となりLCCが低減されます。劣化部分を解体せずそのまま欠損補修・注入を行うことで、廃材処分費、施工費そして工期も低減できます。

IPH工法の効果証明・認定

  • 国土交通省新技術NETIS掲載 CG-070007-V 【掲載期間 2007年~2018年3月】
  • 土木学会技術評価認定を受けた注入工法(土木学会 技術評価 第0020号)
  • 【特許 第5074118号】発明名称「コンクリート構造物への注入充填材の注入方法,及び注入方法 に使用する注入器」特許取得 技術評価 第0020号)
  • 【特許 第5941585号】発明名称「コンクリート構造物への注入充填材の注入方法、及びその注入器」特許取得
  • 東京都建設局新技術登録 1501012
  • 首都高速新技術活用システムB
  • 広島県長寿命化技術活用制度評価 27-004-3/28-005-3
  • JAWWA Z 108 合格
  • JIS A 6024 (建築用エポキシ樹脂1種)合格
  • 土木補修用エポキシ樹脂注入材1種 合格

IPH工法の適用例

  • 橋脚・橋げた

    橋脚・橋げた

    橋脚・橋げたなど、橋梁のコンクリート部分に関してIPH工法は力を発揮します。経年劣化、振動によるひび割れなどに対して強度回復が図れます。

  • トンネル・ダム

    トンネル・ダム

    トンネルやボックスカルバート、ダム、堰堤などのコンクリート構造物にも有効です。表面だけでなく、内部まで修復するため、補修後の劣化も抑えます。

  • 擁壁

    擁壁

    擁壁のひび割れ、劣化の補修にもIPH工法を使用できます。補修が困難な場所の場合は特にIPH工法による長寿命化をお勧めします。

アクアが行うIPH工法のメリット

アクアではIPH工法に関して、普及間もない時期から取り組み、施工を行い、実績も多くあります。
40年以上のコンクリート構造物の補修工事、止水工事の経験と実績を持ち、IPH工法協会にも所属するアクアでは、経験と知識を活かしてコンクリート構造物の長寿命化に貢献します。

アクアでの事例 橋梁補修工事

橋桁部分のコンクリートが劣化、内部の鉄筋が腐食して剥落していました。断面修復工事を行った上、IPH工法を施工しました。
IPH工法を施工することで、コンクリート内の空隙が埋まり、鉄筋腐食の原因となる塩害、中性化などを予防することができます。

  • 橋梁補修工事
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