コンクリート構造物の
劣化対策工事
橋、道路、トンネル、水門、堰堤など社会インフラに欠かせないコンクリート構造物は老朽化、または塩害、中性化、ASR(アルカリシリカ反応)などの影響によって劣化が進んでいます。株式会社アクアでは、コンクリート構造物の劣化原因を特定し、さらに長寿命化を目指した最適な工法選定、および施工をご提供しています。
コンクリート構造物の劣化原因
コンクリート中は高アルカリであるため、鉄筋の周りに不導体被膜ができて腐食することはありません。
PHバランスを崩すような外的な要素と、それを侵入させてしまう劣化要因とが重なることで、コンクリート内の高アルカリ状態が崩れ、コンクリート構造物の劣化はより進行してしまいます。
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劣化原因01
塩害
一定以上の塩化物イオンがコンクリート中に入ると、鉄筋の周りの不導体被膜が破壊され、コンクリート中の酸素と水分で鉄筋の腐食が開始します。
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劣化原因02
中性化
高アルカリのコンクリートの中に空気中の二酸化炭素が侵入して中性化傾向になり、不導体被膜が破壊されて錆びてしまいます。
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劣化原因03
ASR(アルカリシリカ反応)
コンクリート中の反応性骨材の表面にアルカリシリカゲルが生成され、吸水膨張してひび割れが生じることで強度が落ちてしまいます。
コンクリート構造物の劣化
現象別対策
塩害・中性化・ASRの劣化原因により、コンクリートが劣化し、下のような現象とそれに対する対策が必要になります。劣化の原因や進行具合、またはその後のメンテナンスの対応等を考慮した上で適切な工法で補修工事、および長寿命化対策をすることが大切です。
適用できるコンクリート構造物
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橋梁(橋台・橋脚・床版)
橋梁は高速道路等の高架も含め、橋台、橋脚、床版などコンクリートでできている箇所の長寿命化対策に対応しています。
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トンネル・ボックスカルバート
トンネル、ボックスカルバートなど地中に埋まったコンクリート構造物のひび割れ、水漏れなどの補修工事を行います。
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地下車庫
戸建て住宅の地下部分に作った車庫・駐車場のコンクリート劣化による雨漏り、水漏れなどに対応しています。
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擁壁
坂、崖など高低差のある土地にあり、土砂崩れを起こさないよう設置されたコンクリート擁壁も定期的な劣化チェックおよび補修工事が必要です。
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堰堤(コンクリート土手)
土砂災害を防ぐための堰堤(コンクリート土手)の劣化を防ぎ、長く安全に使用できるよう補修、表面保護工事を行います。
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水門
水路、水門などのコンクリート部分の老朽化、また劣化による損傷などの補修工事を行います。